知ってる?授乳中にも葉酸が必要な理由

喫煙者や飲酒をする人に有効な葉酸

DNAや細胞の成長に不可欠と言われている栄養が、葉酸です。特に胎児の発育に重要な役割をもっており、妊娠中に葉酸が不足すると、神経管閉鎖障害や二分脊椎症になることがあります。これは神経管がふさがってしまう疾患で、生涯に渡り治療やリハビリが必要になります。

このように、一般的に葉酸と言えば、健康な赤ちゃんを生むために摂取するという認識かもしれません。しかし、実は、喫煙者やお酒をよく飲む人にも有効ということが分かっています。葉酸は、偏食なく、普通に食事をしていれば、欠乏状態になることはありません。しかし、タバコやアルコールを大量に処理しなければならなくなった時には、大量の葉酸が必要になります。

しかも、タバコやお酒は体内にある葉酸の働きを妨げます。こういった習慣のある人は、動悸や息切れを起こすことも多いでしょう。これは、巨赤芽球性貧血といって、葉酸が足りなくなることで発症します。“葉酸”と言えば、妊婦さんが摂るもの、胎児の成長に必要なもの、と思われがちですが、妊娠していない女性でもあるいはいい大人の男性でも、ヘビースモーカーだったり酒豪だったりする人は、日常的に葉酸不足に陥っている可能性が高いです。

二次障害を併発する前に、普段から意識して葉酸を摂るように気を付けましょう。食べ物で摂りにくい場合には、サプリでも有効です。毎日飲んで、不足分を補いましょう。

ページのトップへ戻る