知ってる?授乳中にも葉酸が必要な理由

葉酸とアルコールの関係性

葉酸とは別名ビタミンM、ビタミンB9、プテロイルグルタミン酸と呼ばれるビタミンCと同じ水に溶けやすい水溶性ビタミンの一種です。主に葉酸を含む食品は、ほうれん草を含む緑黄色野菜や果物、レバーに含まれています。比較的含まれている食品が多いことから、簡単に摂取出来ると考えられがちですが、前述の水溶性の特性に加え、空気に触れることで酸化しやすい特性がありますから、とても調理しづらく、摂取の難しい物質です。

そんな葉酸の効果、効能について通販等でいわれている効果は特にありません。しかし、一般的にコエンザイムなどとして呼ばれ、外部から必ず補わなければならない栄養素である補酵素の一種です。だから、欠乏すると貧血、免疫機能の低下等の血液疾患が起こり、最悪の場合は癌や妊娠中の女性の場合、その名の通り大脳が丸ごとない無能児が生まれる可能性が高くなります。

次に、本題である葉酸とアルコールとの関係性ですが、前述の葉酸欠乏症の原因の一つが、アルコールにあるのです。この理由は、葉酸は熱や水だけでなく、アルコールにも弱いので、体への吸収を阻害されてしまうことにあります。ですから、大量に葉酸を摂取したとしても、アルコールと一緒に葉酸を摂取すると、十分な効果を得ることができません。

しかし、葉酸はアルコールの代謝のために必要なビタミンの一種でもあるので、飲酒の後に葉酸を摂ると葉酸欠乏症やアルコールによって引き起こされる病気のリスクを下げることができます。ですから、飲酒をする人で葉酸も摂りたい人は、必ず飲酒後に捕るようにしましょう。最後になりますが、葉酸は必須栄養素ですが、過剰に摂取すると種類は違いますが、アルコールと同じ様に病気になります。ですから、葉酸は240マイクログラム(マイクログラムは1グラムの100万分の一)、アルコールは20グラム(アルコール度数5度のビール瓶1本)を一日の目安として、お酒を飲んだ後に葉酸を摂るようにしましょう。

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